歯を抜かない矯正治療/矯正

お子さんの矯正の治療開始時期について

一概にはいえませんが、例えば乳歯列の反対咬合であれば5歳前後から治療を開始できます。ブラケットを付けたワイヤー矯正ではなくムーシールドや反対咬合を治すマウスピースを使う矯正治療です。構音障害や発音障害が起こることもあるので乳歯の反対咬合は早めに治療するのがお奨めです。

 

また8歳前後、上下の前歯が永久歯になった時も矯正治療に適正な時期です。多くのお子様たちは叢生、あるいは永久歯の萌出スペースが不足しているケースがほとんどです。抜歯矯正を避けるためには永久歯と乳歯が混在する混合歯列の時期に開始するのがベストです。

当医院で使用しているデイモンシステムは側方拡大が可能な治療システムなので、1次口蓋という上顎の前方部が発育する8歳から10歳ごろまでに側方拡大を行うのがベストだと考えています。

当医院で行っている2×4という永久歯前歯上下に8か所と第2乳臼歯の4か所にブラケットを付ける矯正治療法ですが、全体にブラケットを付ける矯正より大幅に治療費を節約できますし、抜歯矯正を避けることがほとんど可能になるのでお奨めの治療方法です。

 

矯正治療医によってはこの時期に治療を開始せずに、永久歯が出そろったところで抜歯矯正を計画している場合があるので経過観察する理由や治療方針を確認しておいたほうが良いと思います。

 

治療開始時期

1 乳歯の反対咬合:5歳以降早めに

2 前歯の叢生、萌出スペース不足:8歳前後位スタートがベスト

3 8歳を過ぎても抜歯矯正を避けるために症例によってはできる限り早く治療を開始します

※なお、乳歯が全部抜けて永久歯になったとしても抜歯矯正をしなくてもほとんどが大丈夫です。

Home Telephone Consultation Access