金属アレルギー治療について
金属アレルギーと歯医者
金銀パラジウムというのは日本で健康保険適用されているいわゆる銀歯です。金銀パラジウムはエナメル質より硬いので、歯並びや咬み合わせが悪い方が多い日本人では咬合性外傷や金属アレルギー、電磁波過敏症などの様々な問題を引き起こす可能性があります。
電磁波過敏症とはウィリアム・レイ博士が発表しています。我々の生活の周りには電子レンジ、高圧線、IH調理器など電磁波を浴びない日はありません。口腔内の金属がアンテナとなり種々の症状を引き起こします。
金属アレルギーの症状
皮膚の症状
- チクチクした感覚
- 灼熱感
- 皮疹
- 発赤
- ヒリヒリとした痛み
その他の症状
- 頭痛
- 疲労
- 精神的ストレス
- 睡眠障害
- 筋肉痛
- 集中力の低下
- めまい
- 吐き気
- 動悸
- 消化器の障害
- その他多くの健康問題
水銀を含む保険金属「アマルガム」
アマルガムとは水銀と銀の化合物で、古くから歯の詰め物として使用されてきました。口腔内に詰められたアマルガムは無機水銀なので安全という見解で使用されてきました。しかしながら一方では、水銀の体内への汚染も指摘されています。
日本では保険適用から外されたので現在はほとんど使用されなくなりましたが、多くの方がアマルガムの詰め物を入れているのも現状です。
水銀の感染源
水銀の感染源は歯科の詰め物アマルガムやマグロやクジラなど、またコンタクトレンズの保存液や予防接種の防腐剤として使用されているチメロサールです。特に問題なのがアマルガムです。水銀は25℃で気化して蒸発しますし、咬合力で簡単に気化します。これが身体にさまざまな影響を与えることがわかってきています。それでは除去すればよいだろうと思いますが、体調不良の時にアマルガムを除去するときに発生する大量の水銀を吸い込むことにより症状がさらに悪化することがあるので注意が必要です。
当院の取り組み
お口と身体に優しい治療を提供します
当院では防護マスクと口腔外バキュームを使い、術者、患者さんの水銀ガスによる被害を最小限におさえています。
またアレルギー症状の原因となる金属を除去する「セラミック治療」を行っております。金属の代わりに身体に優しく、審美性の高いセラミック(非金属無機材料)、レジン(硬質プラスチック樹脂)などの詰め物に変更していきます。