最近、若い女性の方の矯正治療希望者が増えてきています。その一方で、まだまだ日本人の歯並びや審美的な意識は低いのが現状です。またお子様の矯正治療も横ばいです。本来は、小さい頃に矯正治療した方が治療費用も安く、咀嚼、審美、清掃性など多くのメリットがあります。

矯正治療適齢の頃は、塾や習い事、家のローンなど大黒柱が頑張っても矯正治療の費用を捻出するのは難しい場合も多いのでしょう。子供の頃、矯正治療を受けられなかったので社会人になって矯正を始める女性が増えてきている（といってもまだまだ少ないですが）ことの背景だと思います。

ちなみに男性が矯正治療を希望することは当医院では非常に少ないです。

女性が矯正治療を希望する背景には結婚式という人生の晴れ舞台が誘引になっています。笑顔の写真を何枚も撮るわけですから、女性なら口元を気にするのが当たり前だと思います。

結婚というのはすごくお金がかかる人生の大イベントです。若い二人が式を挙げるだけでも大変ですから、自分の口元や歯並びまでお金をかけられないというのも現状かと思います。

そこで、ご両親への提案です。本当は学童期に矯正治療を受けさせてやりたかったけど、様々な事情で矯正治療を受けさせることができなかった。これは多くのご家庭がそうでしょう。でも、今はお子さんたちからの教育費用からの縛りもなくなったわけですから、お嬢さんが晴れの舞台に立ち、親元から巣立つ最後のときに、お嬢さんの口元、歯並びをきれいにしてあげてはいかがでしょうか？

きれいな口元で、素敵な笑顔で、幸せそうにお嬢さんが選んだパートナーと歩く姿を想像してみたください。結婚式のときだけでなく生涯のプレゼントになることに間違いはありません。

でも、もう結構式は半年後だから、いまさら矯正治療なんて間に合わないのではないかと思われるかもしれません。もちろん半年で矯正治療が完治しないかもしれません。

ブナの杜歯科クリニックで行っているデイモンシステムによる矯正治療はひじょうにスピーディで痛みが少ないのが特徴です。よほどの重度な歯並びの不良じゃない限り、半年あればかなりのところまで矯正治療が進行する場合がほとんどです。

だいたい半年あれば前歯の凸凹はほぼなくなり、審美的に良好になることがほとんどです。ここで矯正装置(ブラケット）を外しますが、矯正治療が終了したわけではありません。

ここからは透明なアライナーというマウスピースを使った矯正治療に切り替えていきます。通常の矯正治療より若干費用はかかりますが、前撮り、結婚式や、食事などには支障はほとんどありません。

矯正治療をやるのであれば1日でも早く開始した方が良いことは言うまでもありません。