Dr.Yokoがボトックス治療をおすすめする理由とは?!
皆さんボトックスとはご存知の方も多いと思いますが、ボツリヌストキシンA型製剤を用いた治療法です。
医科では顔面攣縮や震戦(ふるえ)、手足の痙縮、多汗症、美容領域(しわ取り)など様々な治療に用いられています。
実は歯科領域では歯ぎしり、食いしばり、顎関節症の治療としてとても有効な治療なのです!!以前はマウスピースを作るしかなかったのですが、
歯ぎしりや食いしばりによって咬合性外傷というものを起こしてしまうと、歯槽膿漏ではないのに歯がグラついてきたり、虫歯ではないのに非常に強い痛みを生じ、
マウスピースをはめる事も困難になってしまう事が多いのが現状です。また、そういった状態になってしまうと、マウスピースだけでは改善が難しいケースが多いです。
しかしボトックス治療を行うと歯ぎしり、食いしばり、顎関症の改善の他に歯のグラつきがなくなったり、偏頭痛、肩こり、首こりなども改善してくるケースが多々あります。
また歯ぎしり、食いしばりがひどいと咬筋肥大(いわゆるエラが張っている状態)を起こし、お顔の輪郭が変わってしまったり、歯の擦り減り、詰め物や銀歯がしょっちゅう取れる、
歯を割ってしまうといった有害事象も多く発生します。
私自身も食いしばりがひどく夜間何度も覚醒したり、頭痛、ひどい肩こり、首こりに悩まされていましたが、ボトックス治療を行ってから朝まで熟睡できるようになりました!
そしてさらに嬉しいことにエラがなくなって小顔になったこと、治療によって筋肉が薄くなるので良く咬むようになり満腹中枢が刺激され痩せました!!
また、左右の筋肉の厚みが違うとお顔が左右非対称になってしまうのですが、左右でお薬の量を変える事によって左右非対称も改善できるケースが多いです。
私としては、これらの症状ひとつで当てはまれば、この治療は本当にお勧めです!
そして、もし今までボトックス治療をやった事があるけどあまり効果を実感できなかったという方!!当院では患者さんの筋肉の状態、顎の関節などをしっかり精査して患者さん
1人1人お薬の濃度と量を変えていってますので、当院で治療された患者さんの中では効果が実感できないという方は今までいらっしゃいません。
当院でも今までのボトックス治療では効果を実感できなかったという方もしっかり効果を実感して頂き、症状の改善もされています。
ちなみにこの治療によって鬱症状が改善され、お薬をやめれた!という報告も。(恐らく睡眠の質が良くなり、自律神経の調整がうまくいくことによるのではないかと思います)
最後に、ボツリヌスの中毒症状を起こさないの?!と心配されてる方、中毒を起こす量というのは数百単位以上、致死量は3500~500,000単位
歯科で使う量は最大でも1回につき50単位しか使わないので安心してください。
ちなみに私はもう過去7回ほど食いしばりのボトックス治療をやってますし、顎の梅干しジワの治療やリフトアップやたるみの改善なども含めると相当な回数のボトックス治療をやってます笑