虫歯・歯周病予防は全身の疾患を予防する
虫歯は虫歯菌、歯周病は歯周病菌による感染症です。つまり病気です。
口の中が健康な方より虫歯菌や歯周病菌が多くなっているということです。
本来、歯は一生使えるはずだし使っていかなければなりません。歯に穴が開く、虫歯になるということはすごく異常な状態に陥っていることに気づく必要があります。
また歯槽骨が失われていく歯周病も異常事態です。
この異常事態を作り出しているのは患者さん自身です。歯磨きはもちろん大切ですが、食生活が原因だということを知る必要があります。
虫歯になって痛みが出て通院する時間がないから痛いところだけ治療したいという方がいます。痛みを取ったとしても口の中の悪玉菌が減るわけではないので問題を先送りしているにすぎません。
口の中に増えてしまった悪玉菌を減らすには除菌しながら食生活を改善する以外に方法はありません。当医院では次亜塩素酸水による除菌を推奨しています。
食生活ですが糖質を減らす。小麦、白米、砂糖を極力減らすことが重要です。それ以外に食品添加物や農薬にも注意が必要です。日本は食品添加物の規制が世界一緩い国です。また農薬も海外では使用禁止になっているものも使われています。ネオニコチノイドという農薬が使われるようになってからミツバチが激減したことは周知の事実です。
虫歯、歯周病にかかるということは単に口だけの問題にとどまりません。癌を含めた様々な疾患との関連が徐々に解明されています。詳しくは日本臨床歯周病学会 | 歯周病が全身に及ぼす影響 (jacp.net)をご覧ください。
虫歯、歯周病に罹っているということは将来、癌になったり、脳卒中になったり、心筋梗塞を起こしてしまう予備軍だということです。
歯に穴が開く虫歯や歯周病はあなたに警告しています。このままでは歯を失うだけでなく将来いろいろな病気になりますよと。
虫歯の治療をしたとしても食生活を改善して口腔環境が変わらなければ根本的な対策をしたとはいえません。歯石を取ったとしても根本的な治療にはなりません。
野生動物は歯磨きをしないのに虫歯にはなりません。しかしペットの犬や猫は虫歯や歯周病になります。原因は何でしょうか。そう、飼い主がペットにお菓子や甘いものを与えてしまうからです。
ペットに甘いものを与えてはいけないことは常識で誰もが知っていることです。でも人間に甘いものを与えて良いのでしょうか。
答えは簡単ですね。
どんどんと食生活は悪化の一途をたどっています。
スーパーやコンビニの食品は添加物だらけです。また虫食い一つない野菜、これが当たり前のようにスーパーで売られています。そんな野菜は農薬だらけですよ。
こんな国にしてしまったのは今の政権に責任があると私は思います。つい先日の参議院選挙で参政党だけが食品添加物や農薬の問題に触れていました。
国民は今の政権やマスコミのいうがままに生活していると手痛い目に遭うことになります。